映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、アクションとバイオレンスが絡み合うエキサイティングなストーリーです。
黒髪ロングヘアの美少女殺し屋・ちさとと、金髪ショートカットの殺し屋・まひろが繰り広げるハードボイルドな戦いが描かれます。
本作では、予期せぬトラブルや金策に奔走しながらも、命を狙う刺客に立ち向かう二人の姿が描かれており、予測不可能な展開と緊張感の中で、登場人物たちがどのように生き残りをかけて戦うのかが見どころです。
本記事では、映画のネタバレを含むあらすじと結末について詳しく解説します。
映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」解説
金欠に悩む殺し屋・ちさととまひろ。
殺し屋協会でアルバイト中のゆうりとまこと兄弟は、2人のポストを奪おうと画策する。
そんななか、銀行強盗に巻き込まれたちさととまひろは謹慎処分になってしまう。
ゆうりとまことの兄弟は、命を賭して2人に迫り…。
キャスト
- 杉本ちさと:髙石あかり
- 深川まひろ:伊澤彩織
- 田坂:水石亜飛夢
- 宮内茉奈:中井友望
- 須佐野:飛永翼(ラバーガール)
- 赤木:橋野純平
- 向井さくら:安倍乙
- 松本さん:渡辺哲
- 神村ゆうり:丞威
- 神村まこと:濱田龍臣
見どころ
映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の見どころは、アクションとコメディが絶妙に融合した展開や、キャラクターたちの成長、そしてユニークなストーリーにあります。
以下は、映画の魅力的な見どころをいくつか挙げてみます。
ユニークなキャラクターの成長
前作に引き続き、ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)の2人の少女がメインとなります。
彼女たちは冷徹な殺し屋でありながら、普通の生活には馴染めないというギャップが大きな魅力です。
社会生活に適応しようと試みる様子や、失敗を重ねながら成長していく姿には、笑いと共にどこか心温まる部分があります。
映画を通して、彼女たちがどのように変化し、最終的にどんな決断を下すのかが観客を引きつけます。
アクションとコメディの絶妙なバランス
『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、アクション映画の要素をしっかりと持ちながら、ユーモアとコメディを交えた展開が続きます。
激しい戦闘シーンや殺し屋としての冷徹な一面を見せつつ、二人のドタバタした日常や、普通の生活を送ろうとする不器用な姿に笑いが生まれます。
このバランスの良さが、映画を一層魅力的なものにしています。
謎めいたストーリー展開
物語は単なるアクション映画に留まらず、途中でさまざまな謎が絡み、観客を驚かせます。
特に神村兄弟との関係が深まることで、単なる敵対関係ではなく、キャラクター同士の複雑な感情が描かれるようになります。
二人がどのようにして兄弟との戦いに向かっていくのか、その過程には予測できない展開が続きます。
魅力的なキャスト
ちさと役の高石あかり、まひろ役の伊澤彩織といった主演キャストは、個性豊かなキャラクターを見事に演じています。
殺し屋でありながら、どこか愛らしさと不器用さが滲み出る姿には、共感を呼び起こします。
さらに、神村兄弟を演じる丞威(ゆうり)と濱田龍臣(まこと)も、キャラクターに深みを加え、物語にドラマ性を与えています。
予測不可能なラスト
映画のラストでは、二人が最終的にどのようにして結末を迎えるのか、予想がつかない展開が待ち構えています。
緊迫感あふれるアクションシーンが繰り広げられる中、キャラクターたちの成長や心の葛藤が描かれ、観客を最後まで引き込んでいきます。
この予測不可能な結末が、映画の魅力をさらに引き立てています。
シンプルながら深いテーマ
表面的にはアクションとコメディが主体の映画ですが、登場人物たちが追求する「普通の生活」というテーマが物語の根底にあります。
ちさととまひろは、冷徹な殺し屋としての本能に囚われながらも、どこかで人間としての普通の生活を望んでいる姿が描かれています。
このテーマが、映画に温かみと深みを加えています。
映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」あらすじ・ネタバレ
『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、ちさととまひろが普通の社会生活に適応しようと奮闘するところから始まります。
前作での活躍から少し時間が経ち、二人は組織から命じられて普通の仕事をしてみることに。
ちさとはアルバイトを探し、まひろは生活のために働くことを試みますが、どちらも社会にうまく溶け込めず、すぐに仕事を辞めてしまいます。
最初の問題は、二人の金欠。
仕事をしても給料が低く、生活が成り立たないことに悩んでいた二人は、次第に借金が膨らみ、滞納金の支払いに追われるようになります。
お金を工面するため、いろいろな方法を試みますが、どれも上手くいかず、二人の生活はますます困窮していきます。
そんなある日、二人の元に銀行強盗の事件が舞い込みます。
ふとしたきっかけで、強盗事件に巻き込まれてしまったちさととまひろ。
二人の冷徹な殺し屋の本能が目覚め、強盗たちを制圧しようとしますが、残念ながら事件は警察沙汰になり、二人は謹慎処分を受けることになります。
平穏を求めて
謹慎処分中の二人は、新たにバイトを探し、商店街の着ぐるみバイトに就きます。
人目を引く着ぐるみのバイトは、普通の生活を送るための一歩のように思えましたが、仕事の報酬はあまりにも少なく、金欠問題は解決するどころか悪化します。
社会での厳しさを感じつつ、二人は再びどうにかしてお金を稼ごうと模索しますが、何度も失敗してしまいます。
その後、再び神村兄弟から暗殺の依頼が舞い込みます。
兄弟は二人に命を狙われる立場になり、ちさととまひろは暗殺の仕事を引き受けることになりますが、彼女たちの命令通りに動くことはできず、ついには兄弟との奇妙な関係が生まれていきます。
意外にも、二人と兄弟との間には、激しい戦いの中でも友情に近い感情が芽生え、二人は彼らを手にかけることができずに困ってしまいます。
予測不可能な展開
そんな中、再び神村兄弟がちさととまひろを追い詰めます。
二人はその危機に立ち向かうべく、再び戦闘態勢に入りますが、どんどん状況は混沌としていきます。
殺し屋としての本能が再び目覚め、二人は敵を倒しながらも、その背後に潜む謎に気づき始めます。
しかし、二人はまだ完全に兄弟を仕留めることができず、ますます事態は深刻になっていきます。
この辺りから物語は予測不可能な展開を迎えます。
戦闘が繰り広げられる中、二人は再び冷徹さを取り戻し、ついに神村兄弟との最終決戦に臨みます。
組織からの命令で動いていたはずが、二人の中には疑問が生まれ、果たして本当に兄弟を殺すことが正しいのかという葛藤が続きます。
結末:新たな日常へ
最終的に、ちさととまひろは神村兄弟を撃退することに成功します。
激しい戦闘の後、二人はその後の処理に悩みながらも、再び平穏な日常へと戻っていきます。
最後には、ちさととまひろが再びゆるくて平和な生活を送るシーンで物語が締めくくられます。
前作と同じく、何も解決していないようでいて、二人の成長や気持ちの変化が感じられるラストとなっています。
映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」評価や口コミ
映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、前作の魅力を引き継ぎつつ、さらにパワーアップした作品として高い評価を受けています。
Filmarksでは、3310さんが「1より好きだった。お互いダメなところがあるけどそのままで生きてくちさまひが良い」と述べ、4.5点の評価を付けています。
また、映画.comのレビューでは、上みちるさんが「ラストはやっぱり殺し屋らしさ爆発。
独特なゆるさとアクションは相変わらずGood」とコメントし、3.0点の評価をしています。
一方で、Filmarksのオリカオリさんは「アクション映画なのにアクションシーンは最後の方のみ」と指摘し、3.0点の評価を付けています。
前作のファンからは続編としての完成度の高さが評価されており、アクションとコメディのバランスが絶妙だとされています。
一方で、アクションシーンの展開に物足りなさを感じる声もあります。
全体として、前作を超えるエンターテインメント性を持つ作品として、多くの観客から支持を受けています。
映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」感想
映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』を観て、率直に言うと、前作を楽しんだ自分としては、かなり満足できる作品でした!
ただ、少し物足りない部分もあったので、その辺りも含めて感想をお伝えしますね。
まず、ちさととまひろのコンビが相変わらず良かったです!
二人の掛け合いやアクションのキレは本当に見応えがあって、何度も笑わせてもらいました。
特に、銀行強盗のシーンや神村兄弟との対決では、彼女たちの活躍がめちゃくちゃカッコよかった。
アクションがかっこよくて、あの冷静で無邪気な部分が絶妙にマッチしているんですよね。
でも、アクションがもっと見たかったなっていう気持ちもあったのは事実。
後半の戦闘シーンは少し物足りなく感じてしまったかな。
もっとバンバン戦ってほしかった!
とはいえ、ラストの展開は意外で驚かされました。
特に、組織内の裏切りや粛清が進行するところは、予想していなかった展開だったので、すごくドキドキしました。
総じて、コメディとアクションのバランスが絶妙で、前作を超える部分も多かったと思います。
ちょっとアクションが少なかったけれど、それでも観る価値がある作品だったと思いますよ!
まとめ
映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は、アクションとコメディが絶妙に絡み合った作品であり、観客に新たな視点を提供します。
物語はシンプルでありながらも、キャラクターたちの成長と人間味を感じさせる部分が多く、笑いと感動を交えながら展開していきます。
ちさととまひろというキャラクターの個性が光る本作は、アクション映画の枠を超えて、心温まるエンターテイメントとして、多くの人々に楽しんでもらえることでしょう。
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