映画「羊とオオカミの恋と殺人」なぜ大コケした?あらすじとネタバレ感想

映画「羊とオオカミの恋と殺人」なぜ大コケした?あらすじとネタバレ感想 恋愛映画

映画「羊とオオカミの恋と殺人」、期待していた方も多かったはず。

しかし、公開後に話題になったのはその斬新な設定や主演俳優たちの演技以上に、なぜか興行成績が振るわなかったこと。

恋愛とサスペンスを巧妙に組み合わせたストーリーは面白い反面、観る人によっては戸惑いも多かったかもしれません。

今回は、あらすじとともに映画の感想や、大コケした理由についても触れていきたいと思います。

映画を観て感じたことを、自分なりに考えながらまとめてみましたので、ぜひ読んでみてください!

 

映画「羊とオオカミの恋と殺人」なぜ大コケした?

映画「羊とオオカミの恋と殺人」、公開前は結構注目されていたんですが、残念ながら興行収入は期待外れな結果となってしまいました。

じゃあ、なぜこの映画は大コケしてしまったのでしょうか?

いくつかの理由を挙げてみます。

 

ジャンルのバランスがうまく取れなかった

この映画、恋愛とサスペンスを組み合わせた作品なんですけど、実はそのバランスが難しかったようです。

殺人と恋愛というテーマが絡み合っていて、どちらも中途半端に感じてしまう部分があったかもしれません。

サスペンスを求めていた観客にはちょっと物足りなく、逆に恋愛要素を期待していた人には怖すぎるシーンがあったり…両方のファンが満足できなかった点が、興行収入に響いた理由の一つと言えそうです。

 

宣伝が足りなかった?

映画の宣伝が十分でなかったという声もあります。

映画って、公開前からの宣伝がすごく大事なんですよね。

特にSNSやメディアで話題にならないと、観客の関心を引きにくい。

映画を観に行こうかなって思っている人たちに十分に情報が届かなかったのが、結果として大コケにつながった原因かもしれません。

 

脚本の不安定さ

映画の脚本に関しても、少し不安定な部分があったようです。

主人公が連続殺人鬼に恋をするという設定、ちょっと奇抜すぎたんじゃないかという意見もあります。

現実味がないと感じてしまい、観客が感情的に入り込むのが難しかったのかもしれません。

この辺りが観客の共感を得るには不十分だったという声もあります。

 

結局、観客に響かなかった?

宣伝不足、ジャンルの混ざり具合、脚本の不安定さ…これらが重なり、「羊とオオカミの恋と殺人」は観客にうまく響かなかったのかもしれません。

公開後に自然と話題になるような流れが作れなかったので、映画の魅力が広がりにくかったという結果になってしまったんですね。

 

映画「羊とオオカミの恋と殺人」あらすじ

映画「羊とオオカミの恋と殺人」は、大学受験に失敗し自暴自棄になっていた黒須(杉野遥亮)が、隣人の美しい大学生・宮市(福原遥)に恋をするラブコメディです。

ある日、黒須は部屋の壁に開いた穴から宮市の部屋を覗き、彼女が殺人を犯している現場を目撃してしまいます。

その後、黒須は宮市に愛を告白し、二人は交際を始めます。

しかし、宮市はデート中も殺人を犯し続け、黒須は彼女の秘密と向き合いながら、二人の関係を深めていきます。

この作品は、原作マンガ「穴殺人」を基に、監督・脚本を朝倉加葉子が手掛け、主演に杉野遥亮と福原遥を迎えています。

2019年11月29日に公開され、103分の上映時間となっています。

また、PG12指定となっています。

 

キャスト

黒須越郎(くろす えつろう):杉野遥亮さんが演じる、大学受験に失敗し自暴自棄になっている青年。隣人の宮市莉央に恋をし、彼女の秘密を知ることになります。

宮市莉央(みやいち りお):福原遥さんが演じる、美しい大学生でありながら、実は連続殺人鬼という二面性を持つ女性。黒須と恋愛関係に発展します。

川崎春子(かわさき はるこ):江野沢愛美さんが演じる、黒須の友人であり、彼の心の支えとなる存在。物語の中で重要な役割を果たします。

延命寺玲奈(えんめいじ れいな):江口のりこさんが演じる、宮市の友人であり、彼女の秘密を知る数少ない人物。物語の進行に大きな影響を与えるキャラクターです。

 

映画「羊とオオカミの恋と殺人」ネタバレ感想

登場人物の黒須(杉野遥亮)と宮市(福原遥)の関係が、最初はどこか不安定で、でもだんだんと引き込まれていきました。

黒須が宮市に恋をして、二人が少しずつ距離を縮めていく様子は、最初は「ラブコメディだな〜」って感じで観てたんです。

でも、宮市が実は殺人鬼だと分かるシーンから、一気に映画の空気が変わり、怖さとドキドキ感が入り混じった展開になりました。

黒須が宮市の殺人を目撃してから、彼女の秘密を知りつつも愛し続けるっていう部分、正直言って「どうしてそんなに彼女を愛し続けるんだ?」って思いました。

でも、それが映画の魅力の一つでもあるんですよね。

黒須が宮市に対して、どうしても惹かれてしまう部分が、普通の恋愛とは全然違っていて、でも一方で「どうしようもなく惹かれていく気持ち」っていうのも分かる気がしました。

ネタバレとして一番大きかったのは、宮市が最終的に黒須を巻き込んで、彼の周囲にも危険が迫る展開ですね。

最後、宮市が黒須に対して、彼を自分の「羊」だと言って守ろうとするところが、すごく印象的でした。

彼女の中で黒須が「オオカミ」になり得る存在だと思っていたけれど、彼を守りたいという気持ちも強かったんだなと感じました。

でも、最後はちょっとモヤっとした気持ちが残りました。

映画としてはしっかりとサスペンス感もあり、愛と殺人が絡み合った面白い作品でしたが、個人的には宮市のキャラクターが少し不明確な部分があったように思いました。

彼女がなぜそこまで黒須に執着するのか、どうして殺人を繰り返してしまうのか、もっと深く掘り下げてほしかったなと感じた部分もありました。

全体的には、一度観たら忘れられないような、ちょっとクセのある映画でした。

でも、ラブコメ要素とサスペンス要素が上手く混ざりすぎて、観ている最中は少し戸惑う場面もありましたね。

最後までハラハラドキドキして、でも結局何とも言えない感情が残った映画でした!

 

まとめ

「羊とオオカミの恋と殺人」は、予想外の展開とキャラクターの深みが魅力的だったものの、恋愛とサスペンスという2つの異なる要素のバランスがうまく取れなかったことが、大コケの原因と言えるかもしれません。

特に、観客の期待に応えられなかったジャンルの混在や、脚本の不安定さ、そして宣伝不足が重なって、結果的にあまり話題に乗らず、興行収入も振るわなかったのでしょう。

それでも、映画としては一度観る価値のある作品です。

最初はラブコメ的な雰囲気で始まり、徐々にサスペンスに変わる展開が面白いし、キャストの演技も光っていました。

宮市と黒須の関係性は、普通のラブストーリーでは見られないような緊張感があって、惹き込まれる部分がありました。

ただ、ストーリーがどこか中途半端に感じる部分もあり、全体的に深く掘り下げられていない印象が残ったのが、観客の評価を分けたポイントかもしれません。

結局、映画において何が観客を引きつけるのかは、どれだけ感情移入できるか、物語に入り込めるかが大事だと再認識させられた作品でした。

次回作には、もっと観客の心に届くようなストーリー展開を期待したいですね!

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