映画「L♡DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」がひどいと言われる理由考察!あらすじ、ネタバレ感想

映画「L♡DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」がひどいと言われる理由考察!あらすじ、ネタバレ感想 恋愛映画

映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が「ひどい」と言われる理由について、少し深掘りして考えてみたいと思います。

この映画は、2018年に公開されたラブストーリー映画で、原作は渡辺あゆさんの人気漫画『L♡DK』。

前作『L♡DK』もヒットしたことから、続編に期待する声も多かったですが、公開後に「ひどい」「期待外れ」といった声も多く、ファンや観客の間で賛否が分かれました。

では、なぜこの映画が批判されることが多かったのでしょうか?

 

映画「L♡DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」がひどいと言われる理由考察

映画「L♡DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」がひどいと言われる理由について考察していきます。

 

前作との比較

まず最初に挙げられるのが、前作との比較です。

『L♡DK』は、山崎賢人さんと剛力彩芽さんというキャストで、2014年に公開されました。

この映画は、原作の雰囲気をうまく再現し、視覚的にもファンを魅了する出来でした。

山崎賢人さんが演じる柊聖(しゅうせい)と、剛力彩芽さんが演じる葵(あおい)の関係が、ラブストーリーとしてうまく描かれ、原作ファンからも好評でした。

前作は、ラブコメディとして楽しめる作品として、しっかりとした人気を得ていたため、その続編が公開される際には多くの期待が寄せられました。

ところが、続編の『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』では、キャストが一新され、上白石萌音さんと杉野遥亮さんが主演を務めました。

上白石萌音さんは、可愛らしい演技で知られていますが、ファンからは「前作の雰囲気とは違う」と感じる声が多かったのも事実です。

また、杉野遥亮さんの演技も、山崎賢人さんの演技に比べて、少し物足りないと感じた観客が多かったようです。

特に、杉野さん演じる柊聖のツンツンした性格や、冷たさが山崎賢人さんの演技と比べて違和感を覚える部分があったため、前作を観ていたファンにはそのギャップが大きく感じられました。

 

キャスティングの違和感

次に、キャスティングに関する違和感です。

主演の上白石萌音さんと杉野遥亮さんは、前作のキャラクターとは違った印象を与えたという意見が多かったようです。

特に、上白石萌音さん演じる葵は、原作の葵に比べて少し大人しすぎる印象がありました。

彼女が演じる葵は、少し控えめで優しさを前面に出しているため、時には物足りなさを感じる場面もあります。

原作の葵は、もっとしっかりとした性格の女の子で、強い意志を持ったキャラクターとして描かれています。

映画での上白石さんの演技が悪いわけではなく、むしろ彼女の可愛らしさや自然な演技は好評でしたが、役柄としては少し物足りないと感じるファンも多かったのです。

一方、杉野遥亮さん演じる柊聖も、前作の山崎賢人さんと比べてやや冷たい印象が強かったという声が多くあります。

山崎賢人さんの柊聖は、ツンデレ的な性格でありつつも、どこか優しさや素直さを感じさせる魅力的なキャラクターでした。

対して杉野さん演じる柊聖は、少し冷徹な部分が強調されており、そのキャラクターに対する感情移入がしづらかったという意見が多かったようです。

つまり、キャスティングの違いが、前作のファンにとっては大きな違和感となって現れたわけです。

 

ストーリー展開の不自然さ

次に、映画のストーリー展開に関する問題です。

『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』では、葵と柊聖が同居を始めるという新しい展開が加わります。

この設定自体はラブコメディ映画としてはよく見られるもので、観客にとっても期待感を抱かせるものです。

しかし、実際に映画が進むと、この同居生活が少し不自然に感じられる場面がいくつかあります。

例えば、葵と柊聖がいきなり一緒に住み始める理由や、その後の生活が現実的ではないという意見がありました。

二人が同居を始めるきっかけや、その後の生活に対して、無理があるように感じる場面が多かったのです。

特に、同居生活が進むにつれて、ドラマチックな展開が増えていきますが、あまりにも非現実的であるため、観客としては感情移入が難しいと感じる人が多かったのです。

また、ストーリー全体が少し焦点を絞りきれず、ラブストーリーとコメディが混ざりすぎている部分もあります。

登場人物たちの心情が描かれる時間帯と、ユーモアを交えたシーンが交互に展開されるため、物語のトーンが不安定に感じられ、視覚的にも感情的にも一貫性が欠けているように見える場面がありました。

 

原作ファンの期待に応えられなかった

映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が批判された理由の一つに、原作ファンの期待に応えられなかった点があります。

原作の『L♡DK』は、ラブストーリーとして非常に人気があり、キャラクターの魅力や恋愛模様がしっかりと描かれています。

映画化に際して、多くの原作ファンは、その魅力をどれだけ忠実に再現できるかを期待していました。

しかし、映画ではその再現度に対する期待に応えられなかったと感じるファンが多かったようです。

キャラクターの性格や関係性が微妙に違っていたり、物語の進行が原作とは少し異なっていたりすることで、原作を愛している人々には物足りなく感じられたのでしょう。

特に、漫画で描かれていた細かい感情の動きやキャラクター同士の距離感が、映画ではうまく表現されていないと感じる人が多かったのです。

 

映画「L♡DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」あらすじ

高校3年生の西森葵(上白石萌音)は、学校一のイケメン・久我山柊聖(杉野遥亮)と秘密の同居生活を送っています。

ある日、柊聖の従兄弟でアメリカから帰国した久我山玲苑(横浜流星)が、2人の通う高校に転校してきます。

玲苑は葵が柊聖の彼女であることに納得がいかず、柊聖の提案で3人での同居生活が始まります。

次第に玲苑は葵に惹かれていき、3人の間で複雑な恋愛模様が展開されます。

この映画は、秘密の同居生活を送る高校生カップルに新たなイケメンが加わり、三角関係が描かれる青春ラブストーリーです。

上白石萌音さん、杉野遥亮さん、横浜流星さんらが出演し、次世代を担うフレッシュな若手俳優たちが共演しています。

 

映画「L♡DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」ネタバレ感想

映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』を観終わった後、正直なところ、少し物足りなさを感じました。

原作の漫画は大好きで、ラブストーリーのキュンキュン感がたっぷり詰まっていたので、その期待を持って映画館に足を運んだのですが、いざ映画が始まると、いくつかの点で私の期待に応えきれなかった部分がありました。

まず、キャスティングについて。

上白石萌音さんが演じる葵は、可愛くて愛らしいし、演技も自然で良かったと思うのですが、どうしても原作の葵と比べると、少し大人しすぎて物足りない印象を受けました。

葵は原作ではもっと芯が強くて、感情が豊かなキャラクターだと感じていたので、その魅力が映画では十分に表現されていなかったような気がしました。

一方、杉野遥亮さん演じる柊聖。彼も悪くはないんですけど、どうしても前作の山崎賢人さんとの違いが気になりました。

山崎賢人さんの柊聖は、冷徹なところがありつつも、どこか優しさが感じられる人物で、そのギャップにハマったんですよね。

でも、杉野さんの柊聖は、少し冷たすぎて、感情移入するのが難しかった部分がありました。

ストーリーの展開についても、少し不自然なところが目立ったかなと思います。

葵と柊聖の関係がうまく描かれている部分もあるけれど、突然の同居生活スタートが少し唐突に感じられ、二人の関係がどうしてこうなったのか、納得しきれない部分がありました。

特に、同居生活を始める理由が弱く感じてしまって、それがストーリー全体に影響を与えているような気がしました。

そして、映画のもう一つの大きな問題点は、三角関係の描き方です。

横浜流星さんが演じる玲苑が登場することで、葵と柊聖の間に新たな感情が生まれますが、この三角関係がちょっと唐突に進展しすぎたように感じました。

玲苑の登場から急に感情が交錯し始めるので、観客としては少し感情移入が難しく、物語のテンポについていけない部分もありました。

また、ラブコメディとしては、少しユーモアの部分が足りないと感じました。

笑えるシーンや心温まる瞬間が少なく、もっとキャラクター同士のやり取りが楽しく描かれていると、もっと心に残る作品になったのではないかと思います。

とはいえ、悪かった点ばかりではなく、良かった部分ももちろんあります。

映画全体のビジュアルは綺麗で、特に登場人物たちの服装やシーンのセッティングがきれいに整えられていて、視覚的にはとても楽しめました。

上白石萌音さんと杉野遥亮さんのカップルとしてのビジュアルも、見るからにお似合いで、ラブストーリーにぴったりな雰囲気を作り出していました。

横浜流星さんの登場シーンも、彼の爽やかな雰囲気が画面を引き立てていて、三角関係に新しい魅力を与えていたと思います。

結局、この映画が「ひどい」と言われる理由は、私にとっては、期待が大きすぎたからかもしれません。

原作が大好きで、映画にもその魅力を期待してしまっていた分、少し違う方向に進んでしまったように感じたんです。

でも、ラブストーリーとして観る分には、決して悪くはない作品だと思いますし、俳優たちの演技やビジュアルには惹かれる部分が多かったです。

最終的には、映画としては楽しめる部分もあったものの、もう少しキャラクターの魅力や感情の動きを丁寧に描いてほしかったなと思いました。

原作ファンとしては、ちょっと物足りない気持ちが残ったのが正直な感想です。

 

まとめ

映画『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が「ひどい」と言われる理由には、前作とのキャスティングや演技の違い、ストーリー展開の不自然さ、そして原作ファンの期待に応えられなかった点が挙げられます。

特に、キャラクターに対する違和感や映画のトーンの不安定さが、観客の心に引っかかった部分だったと思います。

もちろん、映画には好きなシーンや楽しめた部分も多かったのですが、全体的に見ると、前作の持っていた良さや、原作ファンの期待に応えることができなかったという印象を受けました。

ラブストーリーとして見るには物足りなく、キャラクターに感情移入できない部分があったことが、批判の大きな要因だったのではないでしょうか。

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