映画「3D彼女 リアルガール」はひどいのか?あらすじやネタバレ感想も紹介

映画「3D彼女 リアルガール」はひどいのか?あらすじやネタバレ感想も紹介 恋愛映画

映画『3D彼女 リアルガール』は、2018年に公開された日本の恋愛映画で、原作は那波マオの人気漫画です。

この映画は、中条あやみさんと佐野勇斗さんを主演に迎え、オタク男子と完璧な美少女との恋愛模様を描いています。

しかし、映画の評価については賛否両論があり、「ひどい」と感じる人も少なくないようです。

今回は、その「ひどい」と言われる理由について考察していきたいと思います。

 

映画「3D彼女 リアルガール」はひどいのか?

映画「3D彼女 リアルガール」はひどいと言われている理由について考察していきます。

 

 ありきたりなストーリー設定

『3D彼女 リアルガール』のストーリー自体は、恋愛映画やドラマによくある設定です。

冴えないオタク男子が、ある日突然、完璧な美少女に恋をするというもの。

最初は彼女と接することに不安を感じたり、自分の気持ちをうまく表現できなかったりしますが、徐々に二人の距離が縮まっていきます。

この流れ自体は、ありふれた恋愛物語としてよく見られるパターンです。

恋愛映画には必ずと言っていいほど、これと似たような設定があります。

そのため、この映画を観た人の中には、「これまでに見たことがあるストーリーだ」と感じてしまった人も多いのではないでしょうか。

新しい要素や斬新さを期待している人には、ちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 

キャラクターの深みが足りない

映画の登場人物たちは、典型的なキャラクターとして描かれています。

主人公のオタク男子・筒井(佐野勇斗)は、やや不器用で人付き合いが苦手な青年。

恋をして成長していく様子は、多くの映画やドラマでも見られるパターンです。

心の葛藤や成長は少しばかり浅く感じられ、観客に感情移入をさせるには物足りなさが残ります。

また、ヒロインの美少女・五十嵐(中条あやみ)は、完璧な美貌とスタイルを持ちつつも、どこか心の隙間を感じさせる人物として描かれています。

しかし、彼女の内面や心情が十分に掘り下げられていないため、キャラクターとしての深みが欠けていると感じる観客が多かったのではないでしょうか。

結局、五十嵐は「美少女」としての魅力が前面に出ているため、感情の動きやキャラクターの成長を追いきれない人も多かったと思います。

 

演技に違和感を感じる場面

主演の佐野勇斗さんと中条あやみさんは共に人気の若手俳優・女優ですが、彼らの演技に違和感を感じる場面も多く見受けられました。

特に、佐野さん演じる筒井のオタク男子キャラは、時に過剰に感じられます。

オタク要素を強調しすぎるあまり、自然さが欠け、逆に不自然さが目立つシーンもありました。

また、中条あやみさん演じる五十嵐も、完璧な美少女を演じるには少し感情表現が固く、感情の揺れ動きが観客に伝わりにくかった印象です。

感情を細かく表現するべきシーンでも、どこか感情が薄く感じられるため、演技にリアリティを感じられなかったという意見も多かったようです。

 

物語のテンポが悪い

『3D彼女 リアルガール』は、全体的にテンポが少し遅く感じられる部分があり、特に恋愛模様が進展する過程が冗長に思えるシーンが多かったです。

例えば、筒井と五十嵐の距離が縮まる過程や、彼らの心情の変化が少し唐突に描かれる場面もあり、物語に没入しきれない部分がありました。

また、二人の関係が進展する中で、他の登場人物たちが絡む場面が冗長で、余計なエピソードが加わることによって、メインストーリーから気が散ってしまうことがありました。

これが「ひどい」と感じられる理由の一つとして挙げられます。

物語が進まないことで、観客の興味が薄れてしまうのです。

 

漫画原作への期待と違い

『3D彼女 リアルガール』は原作の漫画が大変人気があり、漫画を読んでいたファンからの期待も高かった作品です。

しかし、映画が原作のエッセンスを忠実に再現する一方で、漫画の持つユニークさや深みを映像に落とし込むことができていなかったという声も多かったです。

特に、漫画では描かれていた感情的なやり取りや繊細な心理描写が、映画では十分に表現されていないと感じた人が多かったのではないでしょうか。

漫画のファンにとっては、映画版が自分が想像していたものと大きく違うと感じられ、「ひどい」と評価する要因になった可能性があります。

 

映画「3D彼女 リアルガール」あらすじ

映画『3D彼女 リアルガール』は、アニメやゲームが大好きな高校3年生の筒井光(佐野勇斗)と、学校一の美少女・五十嵐色葉(中条あやみ)との恋愛模様を描いた作品です。

筒井は、オタク仲間の伊東悠人(矢本悠馬)と共に、アニメ『魔法少女えぞみち』のヒロイン・えぞみちに夢中な日々を送っています。

ある日、学校で問題児として知られる色葉から突然交際を申し込まれます。

最初は戸惑いながらも、色葉の真剣な想いに触れ、次第に彼女を大切に思うようになります。

二人の関係が深まる中で、色葉の過去や心の傷が明らかになり、筒井は彼女を支えるために奮闘します。

しかし、色葉の病気が明らかになるなど、二人の関係には試練が待ち受けています。

最終的には、筒井が色葉を失うかもしれないという緊迫感が描かれ、希望を感じさせる結末を迎えます。

この作品は、オタク男子と美少女の恋愛を描いた青春ラブストーリーで、観客からは「王道だけど超新鮮!」と評価されています。

特に、オタク的な要素や学園カーストラブ作品が好きな方にオススメです。

 

映画「3D彼女 リアルガール」ネタバレ感想

映画の冒頭から引き込まれました。

主人公の筒井が完全なオタク男子で、アニメやゲームが大好きなキャラクター。

私はオタク文化にはあまり馴染みがないんですが、筒井が自分の好きなことに誇りを持っている姿がすごく共感できました。

その後、美少女・五十嵐から突然告白されるシーンも、現実離れしていてちょっとドキドキしました。

でも、正直なところ、最初は「え?こんな美少女がこんな普通のオタク男子に?!」ってちょっと違和感がありました。

典型的なラブストーリーではありますが、その非現実感が逆に面白いんですよね。

五十嵐が外見こそ完璧な美少女だけど、意外にも内面に傷を抱えていて、それを筒井が少しずつ理解していく過程は見応えがありました。

映画の中で、色葉(五十嵐)には過去の傷があり、その背負っているものが次第に明らかになっていきます。

これがまた切なさを生んで、見ていて本当に心が痛みました。

筒井がその傷をどう受け止め、彼女を支えようとする姿勢はとても素敵で、普通の恋愛映画にはない深さを感じました。

ただ、映画のテンポがちょっと遅く感じることもありました。

感情の変化があまりにも急すぎて、あれ?と思う場面も。

例えば、二人が急速に親しくなりすぎる点で、少しリアリティに欠けている部分もありましたね。

でも、その不自然さを楽しむのもこの映画の魅力の一つかもしれません。

個人的には、五十嵐のキャラクターがもっと掘り下げられていたらよかったかなと思いました。

彼女の過去や感情の変化は描かれているんですが、もう少し感情の動きを繊細に表現してほしかった気がします。

心情をもっと深く理解したかったですね。

ラストは予想以上に感動的でした。

試練が二人に襲いかかりますが、最終的にはそれを乗り越え、ハッピーエンドに向かって進んでいく様子が描かれていて、心温まる結末でした。

筒井が最後に色葉を支えるシーンでは、思わず涙が出そうになりました。

テンポやキャラクターの描写にやや不満が残ったものの、ラブストーリーとしてはかなり楽しめました。

オタク男子と美少女の組み合わせが好きな人には絶対オススメだと思います。

恋愛映画が好きな方も、ちょっと甘酸っぱい気持ちを味わいたい時に観るといいかもしれませんね!

 

まとめ

『3D彼女 リアルガール』が「ひどい」と言われる理由は、ありきたりなストーリー設定、キャラクターの深みが足りない、演技に違和感がある、物語のテンポが悪い、そして原作漫画とのギャップにあると言えます。

しかし、これらの点を楽しめる人もいるかもしれませんし、逆に軽い恋愛映画として観ることができれば十分楽しめる作品とも言えます。

好みが分かれる映画ではありますが、期待しすぎずに観ると良いかもしれません。

もしもあなたが「ひどい」と感じたなら、それはきっと何か物足りなさや違和感を感じたからでしょう。

逆に、ちょっとした甘い恋愛映画を軽い気持ちで観たい人にはピッタリかもしれませんね。

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