漫画『呪術廻戦』で登場する「術式」は、キャラクターたちが呪力を利用して発揮する特殊能力を指します。
術式は一人一つの能力を持ち、呪力を流し込むことでさまざまな効果を引き出すことができます。
ここでは、術式の基本的な概要と、作中に登場する代表的な術式について詳しく解説します。
そこで今回の記事では、【呪術廻戦】の術式とは？概要と代表的な術式を徹底解説していきます。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
【呪術廻戦】術式の基本
術式は、呪力（作中では青白いエネルギーとして描かれる）を流して発動する能力であり、呪力を「電気」に例えると、術式は電気を流して使う「家電」のようなものです。
呪力が枯渇すると術式は発動しなくなるため、術師は常に呪力の管理が求められます。
術式は基本的に一人につき一つが原則ですが、特殊な方法で複数の術式を持つことも可能です。
しかし、複数の術式を同時に運用することは難しく、領域展開後は手持ちの術式が全て使えなくなることもあります。
呪力と術式の関係
呪力（じゅりょく）
呪力は、呪術師が操作する基本的なエネルギーで、体内に蓄えられた「呪」のエネルギーです。
呪力は主に以下の二つに分類されます：
- 常呪（じょうじゅ）： 日常的に発生し、一定量を持つ呪力。
- 逆呪（ぎゃくじゅ）： 生命力や感情から放出される強力な呪力で、通常は短期間で消耗します。
術式
術式は呪力を特定の方法で使う技術や能力です。
呪力を単に放つのではなく、形や効果を持たせるための「手法」として機能します。
術式は以下のように分類されることがあります：
- 基礎術式（きそじゅつしき）： 基本的な形で使用する術式で、誰でも使える基本的な技術。
- 特殊術式（とくしゅじゅつしき）： 特定の呪術師や一族が持つ特殊な能力で、一般的には特定の条件下でしか使えない。
術式の発動とコントロール
発動
術式の発動には呪力を意識的に流し込み、その結果として特定の効果を得るプロセスが含まれます。
発動方法は術式によって異なりますが、一般的には以下のステップがあります：
- 呪力の集約（しゅうやく）： 呪力を体内に集め、集中させる。
- 術式の具現化（ぐげんか）： 呪力を使って術式の形や効果を具現化する。
- 効果の発動（はつどう）： 具現化した術式によって特定の結果を引き出す。
コントロール
術式のコントロールには以下の要素が関わります：
- 精度（せいど）： 呪力の流し方や術式の発動位置を精密にコントロールすること。
- 持続時間（じぞくじかん）： 術式の効果が続く時間を管理すること。
- エネルギーの管理（えねるぎーのかんり）： 呪力の消耗を抑え、効率よく術式を使うこと。
術式の種類と特徴
限界術式（げんかいじゅつしき）
限界術式は特定の条件下でのみ発動できる術式で、強力な効果を持つことが多いですが、その代償として高いリスクや制約があります。
例えば、使用者の体力や呪力を大きく消耗することがあります。
固有術式（こゆうじゅつしき）
固有術式は、特定の呪術師や家系にのみ受け継がれる特殊な術式です。
他の術師が模倣することは難しく、持ち主だけが使いこなせる能力です。
固有術式は通常、非常に強力で独特な効果を持ちます。
線形術式（せんけいじゅつしき）
線形術式は、一定の「ライン」や「形」を形成して発動する術式です。
直線的な効果を持ち、使いやすいですが、その効果は範囲が限られることがあります。
術式の制約と縛り
制約（せいやく）
術式には「制約」が設定されることがあります。
これは術式を発動させるための条件やルールであり、制約を守ることで術式の効果が高まったり、逆に制約を破ると術式が効果を発揮しないことがあります。
縛り（しばり）
縛りは、術式の使用を制限する追加的な条件です。
例えば、特定の時間や場所、状況でのみ使用できる術式があり、これにより術式の強さや使用頻度が調整されます。
【呪術廻戦】代表的な術式
代表的な術式について紹介します。
呪言（じゅごん）
使用者: 狗巻棘、呪詛師（小説第2巻）
呪力を込めた言葉で他者を呪う術式。
強力であるが、使う言葉によって術者の体に大きな負担がかかります。
携帯電話や拡声器を介しても使用可能です。
無下限呪術（むかげんじゅじゅつ）
使用者: 五条悟、江戸時代（慶長?）の五条家当主
術者の周囲に呪力で「無限」を具現化し、あらゆる干渉を防ぐ術式。
原子レベルの呪力操作が必要で、特異体質『六眼』の保持者でなければ使いこなすのは困難です。
十種影法術（とくさのかげぼうじゅつ）
使用者: 伏黒恵、江戸時代（慶長?）の禪院家当主
影絵を媒介として十種類の式神を召喚し、使役する術式。
各式神は固有の能力を持ち、術者と連携して攻撃を仕掛けることができます。
赤血操術（せっけつそうじゅつ）
使用者: 加茂憲紀、脹相（ネタバレ注意）
呪力を込めた血液や血液が付着した物質を操作する術式。
攻撃だけでなく、防御や拘束、身体強化にも利用できる多用途の能力です。
不義遊戯（ブギウギ）
使用者:東堂葵
手を叩くことで、一定以上の呪力を持つ物体の位置を入れ替える術式。
生物や呪具、呪骸にも適用できるため、戦闘において非常に強力な能力です。
【呪術廻戦】術式の応用と派生
術式は基本的な形を持ちますが、そこからさまざまな応用や派生が可能です。
これにより、呪術師は戦闘や他の目的に合わせて術式をカスタマイズすることができます。
以下に、術式の応用と派生について説明します。
術式の応用
効果の拡張
術式の基本効果を拡張することで、より広範囲で強力な効果を得ることができます。
例えば、ある術式が対象を一人に限るものであった場合、効果を拡張して複数の対象に適用できるようにすることが可能です。
精度の向上
基本的な術式の精度を高めることで、より精密な操作や狙い撃ちができるようになります。
例えば、攻撃の精度を高めることで、敵の急所を狙うことができます。
運用の柔軟性
術式を複数の状況に対応できるようにすることで、柔軟な運用が可能です。
例えば、防御のための術式を攻撃的に使用する、または逆に攻撃的な術式を防御に応用することができます。
術式の派生
二重術式（にじゅうじゅつしき）
二重術式は、二つの異なる術式を組み合わせて発動させる技術です。
例えば、火の術式と風の術式を組み合わせて、強力な火炎放射を生み出すことができます。
この技術は複雑ですが、非常に強力な効果を得ることができます。
変則術式（へんそくじゅつしき）
変則術式は、基本の術式から外れた新しい方法で術式を使用する技術です。
例えば、ある術式の効果を逆に使う、または通常の術式の使い方を大きく変えることで新しい効果を引き出すことができます。
組織術式（くみあわせじゅつしき）
複数の術式を組み合わせて一つの複合的な術式を作り出す技術です。
例えば、防御と攻撃を同時に行う複合的な術式を用いることで、戦闘の幅が広がります。
複雑な操作や高度な技術が要求されますが、非常に強力な効果を持つことがあります。
まとめ
『呪術廻戦』の術式は、キャラクターたちが呪力を駆使して発揮する多様な能力です。
それぞれの術式は個別の特性を持ち、戦闘や策略において重要な役割を果たします。
術式の理解は物語を深く楽しむための鍵となるでしょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
コメント