『ワンピース』の世界における「世界政府」は、物語の核心に位置する巨大な組織であり、広範な影響力を持つ国際的な権力機関です。
約170ヵ国の加盟国を擁し、海軍やサイファーポール、エニエス・ロビー、インペルダウンといった機関を統括するこの組織は、物語の政治的・社会的な背景を形作っています。
本記事では、世界政府の概要、組織図、主要人物、そしてその影響力について考察します。
それでは最後までお読みください(^▽^)/
【ワンピース】世界政府の概要
世界政府は、国連のような国際的な組織でありながら、独自の軍事力を保有し、加盟国に対して強い権限を行使しています。
800年前に20人の王によって創設されたとされていますが、その詳細な経緯は政府によって隠蔽されています。
世界政府の本拠地である聖地マリージョアは、巨大な赤い土の大陸（レッドライン）の上に位置し、ここで世界中の加盟国の王が集まる世界会議（レヴェリー）が4年ごとに開かれます。
【ワンピース】世界政府の組織図と主要機関
世界政府トップ
世界政府のトップには、「五老星」と呼ばれる5人の高位の老人がいます。
彼らは世界政府の最高権力者として、広範な権限を持ちますが、その上には「イム」と呼ばれる存在が君臨しています。
イムは五老星ですら跪いて謁見する存在であり、世界の頂点に君臨する絶対的な権力者です。
海軍
海軍は、世界政府の中でも最も強大な軍事力を持つ機関です。
海軍は、最高指揮官である「海軍本部元帥」が指揮を執り、海賊や海賊団に対抗するための軍事活動を展開しています。
過去にはコング、センゴク、サカズキといった元帥が指揮を執り、現在も海軍の中心的な存在となっています。
サイファーポール
サイファーポール（CP）は、世界政府全軍総帥指揮下の諜報機関であり、反政府勢力や革命軍などの監視を行っています。
CPには、CP0からCP8までの公式な部門があり、特にCP9は非公開の暗殺部隊として知られています。
サイファーポールは、世界政府の諜報活動を支える重要な機関です。
エニエス・ロビー
エニエス・ロビーは「司法の島」として知られ、世界政府の司法機関の一部です。
ここでは、海賊や犯罪者に対する裁判が行われていますが、実際には陪審員たちによる道連れ死刑評決が繰り返される名ばかりの裁判所であり、実態は厳しい状況です。
エニエス・ロビーには、政府役人やCP9が配備され、鉄壁の守りを誇っています。
インペルダウン
インペルダウンは世界中の名だたる犯罪者が収容される「海底監獄」です。
監獄署長のマゼラン、後にハンニャバルが統括し、ここでは厳しい監禁と処遇が行われています。
インペルダウンは、世界政府が犯罪者を管理するための重要な機関であり、物語の中でも多くの重要な事件がここで起こります。
王下七武海
王下七武海は、政府公認の7人の海賊であり、政府への上納金を条件に海賊や未開地での略奪行為を認められています。
名目上は政府の下部組織として位置づけられていますが、実際にはほとんど言うことを聞かない曲者たちです。
ホールケーキアイランド編後の世界会議で廃止が決定し、メンバーは全員特権を剥奪されました。
【ワンピース】世界政府の主要人物
世界貴族（天竜人）
世界貴族（天竜人）は、800年前の政府設立に携わった19人の王の末裔であり、非常に強大な権力を持っています。
彼らは聖地マリージョアに居住し、その言葉には一般人はもちろん、政府機関の人間ですら逆らうことができません。
彼らの存在は、世界政府の権力構造の核心を成しています。
五老星
五老星は世界政府の最高権力者であり、表向きの組織図で最高位に位置しています。
彼らは政府の方針を決定し、世界の動向に大きな影響を与えています。
五老星の存在は、世界政府の権威とその影響力の象徴です。
世界政府の影響力とその問題
世界政府は、170ヵ国以上の加盟国を擁し、その影響力は広範囲に及びます。
しかし、その権力行使にはさまざまな問題が伴っています。
加盟国の中には、天上金の負担を軽減するために非人道的な政策を取る国もあり、世界政府の支配が引き起こす社会的な問題や矛盾も描かれています。
また、世界政府の秘密主義や隠蔽体質は、物語の中で重要なテーマとなっており、イムの存在や政府設立の経緯に関する情報は厳重に管理されています。
このような状況は、世界政府の権力に対する疑念や反発を生む要因となっており、物語の展開に大きな影響を与えています。
まとめ
「世界政府」は、『ワンピース』の世界における重要な権力機関であり、その組織図や主要人物、影響力について考察することは、物語の理解を深める上で非常に重要です。
世界政府の権力構造やその影響力、そしてそれが引き起こす問題についての理解は、物語の進行において欠かせない要素となっています。
今後の展開において、世界政府がどのように物語に関与していくのか、引き続き注目が集まります。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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