映画「死霊館 エンフィールド事件」は2016年に公開されたアメリカ製ホラー映画です。
2013年に公開された映画「死霊館」の続編です。
監督はジェームズ・ワンで、エド役にパトリック・ウィルソン、ロレイン役にヴェラ・ファーミガが出演しています。
ウォーレン夫妻が謎めいた現象に挑む様子が描かれ、続編の『シスター』ともつながる世界観が魅力です。
映画「死霊館 エンフィールド事件」あらすじやネタバレ
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イギリス、エンフィールドに住むジャネットという11歳の少女が、夜になると気づかぬうちにベッドから這い出していることがわかります。
ある夜、ジャネットは突然シーツを引き剥がされ、首筋を噛まれるという恐ろしい体験をします。
母親の目の前でベッドが揺れ、タンスが動き出すなどのポルターガイスト現象が続き、家族は避難を余儀なくされます。
ジャネットの中に憑りついた霊
しばらく後、テレビ出演を勧められたジャネットの家族は、記者と共にインタビューを受けます。
そこでジャネットは突然、11歳の少女とは思えない低い声で「ビル」という名前を告げ、その霊の存在を示唆します。
「ビル」と名乗る霊は、かつて家の近くで亡くなった老人で、死後も家に戻ってきたと言います。
ジャネットを脅し、怖がらせることを楽しんでいるのです。
エドとロレインの調査開始
この奇怪な現象を調査するため、超常現象研究家であるエドとロレイン・ウォーレンが現場に向かいます。
最初は認知症の老人だと考えていたエドとロレインですが、ジャネットの身に起こる異常な出来事に驚きます。
ロレインは悪夢に悩まされ、エドが命を落とす未来を予見していたため、調査に乗り気ではありませんでしたが、エドの説得を受けて調査を開始します。
残された証拠と霊の正体
調査が進む中で、エドはジャネットの身に起きた現象がただの破壊行為ではなく、霊的なものだと確信を深めます。
しかし、突然現れる「ビル」の霊とジャネットの異常行動がエスカレートし、ついにはジャネットが自我を失い、家の中で暴れ回ります。
その後、エドとロレインは、ジャネットが霊の力に操られているのではなく、霊からの脅迫に従って行動していたことに気づきます。
ジャネットは霊に「しなければ殺す」と脅され、恐怖から暴力的な行動を取っていたのです。
悪魔の正体と最終決戦
ロレインはついに悪魔の名前を知り、それを叫ぶことで霊を退散させます。
エドはジャネットを守るために全力で戦い、最終的にジャネットを助け出すことに成功します。
エドはジャネットに、自分が着けていた十字架を渡し、「大人になってこれが必要な人が現れたら渡してほしい」と告げます。
映画の終わりには、ウォーレン夫妻が再び世間の注目を浴びることとなり、その後の心霊調査にもつながっていくことが暗示されます。
映画「死霊館 エンフィールド事件」と実話の違い
映画では、霊の正体が悪魔の使いであり、ロレインがその名を突き止めて撃退するという展開になります。
でも実話の方は、もう少し曖昧でリアル寄り。
ジャネットの口を通して現れるビルの声も、科学的に解釈される余地がありました。
中には「子どもが演技しているだけだ」と主張する専門家もいたほどです。
また、映画ではウォーレン夫妻が事件の中心人物として描かれていますが、実際には少し異なります。
二人の関与はそれほど深くなく、事件を象徴する存在ではなかったとする見方もあります。
つまり映画は実話をなぞりながらも、物語として大きく脚色されているわけです。
個人的に思うのは、この事件がただの怪奇現象ではないという点。
家族の恐怖、不安、信じてもらえないもどかしさ。
そういった“人間くさいドラマ”が根っこにあるからこそ、ここまで記憶に残るのではないでしょうか。
実際に調査に入った研究家たちも、そのリアルな生活の中に踏み込んでいくことで、単なるホラー以上のものを感じ取っていたのかもしれません。
正直、心霊現象かどうかなんて、もはやどうでもよくなるほどでした。
映画「死霊館 エンフィールド事件」考察や感想
映画『死霊館 エンフィールド事件』を見た後、なんだか心に引っかかるものが残ったんですよね。
最初に感じたのは、やっぱり「怖い!」というシンプルな感想。
でも、ただのホラー映画じゃないんですよ。
この作品には、人間の心の強さや家族の絆、そして信念がちゃんと描かれていて、それが怖さの中にも温かさを感じさせてくれる部分だったと思います。
特に印象的だったのは、ロレインとエドの夫婦の関係。
彼らの絆がすごく強くて、どんなに恐ろしい状況でもお互いを支え合っている姿が心に残りました。
ロレインが見た悪夢でエドが死ぬ未来を知り、絶対にそれを避けなきゃいけないって思いながらも、エドと共に調査を続けるシーンには、もう本当に涙が出そうになったんですよ。
あの夫婦の関係を見ていると、恐怖に立ち向かう勇気が湧いてくる気がしました。
それと、ジャネットの描かれ方もよかったな。最初はただの悪霊に悩まされる被害者だった彼女が、だんだんと恐怖に立ち向かう強さを見せていく過程が本当に感動的でした。
霊に脅されていることは確かに恐ろしいんだけど、結局ジャネットは自分で乗り越える力を持っていたんですよね。家族のためにも、そして自分自身のためにも。
一方で、ホラー映画としても十分に怖かった!
ポルターガイスト現象やジャネットの異常な行動は本当に不気味で、ちょっと目を背けたくなるシーンもありました。
でもそれがまた映画の中で一番恐ろしい部分でもあったかなと思います。
霊や悪魔というものが目に見えないからこそ、想像をかき立てて余計に怖く感じるんですよね。
でも、最終的にエドとロレインが悪魔に立ち向かうシーンは、すごくスリリングで感動的でした。
エドの「大人になったらこれが必要な人に渡してほしい」っていう言葉には、なんだか未来を見越した優しさがあって、余韻が残ります。
全体的に、ホラー映画でありながらも人間ドラマとしても見応えがあり、ただ怖いだけではなく、感情的にも深く響く作品だなと感じました。
映画「死霊館」スピンオフ作品とのつながり
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『死霊館』シリーズの魅力は、本作単体の怖さだけじゃなくて、スピンオフとの世界観のつながりにもあります。
実は、この映画の冒頭に登場した“あの人形”――そう、アナベル人形こそが、後のスピンオフ作品『アナベル 死霊館の人形』につながる超重要キャラなんです。
映画の最初で、看護師のデビーが「人形が勝手に動くんです…」と相談しにくるシーンがありましたよね?
あれこそがアナベル事件のはじまり。この出来事は実際にウォーレン夫妻が体験した事件で、のちに人形が“いかにして邪悪な存在になったのか”を描いたのがスピンオフの『アナベル』シリーズになります。
また、『アナベル』シリーズのほかにも、『死霊館のシスター』では、ウォーレン夫妻が後に対峙する“ヴァラク”という悪霊シスターのルーツを描いています。
見た目もインパクト大なヴァラクですが、彼女がどうしてあんなに強大な存在になったのか…という背景が掘り下げられているので、そちらも観ておくと『死霊館』シリーズ全体がより深く楽しめます。
このように、スピンオフ作品たちは“直接の続編”というよりも、同じ「死霊館ユニバース」の別視点。
あの事件の裏ではこんなことが起きてたんだ!と気づかされる作りになっていて、ホラー好きにはたまらない世界観のつながりになってます。
死霊館ユニバース|時系列順まとめ表
時系列順 | タイトル | 主な登場キャラ・出来事 | 公開年 |
---|---|---|---|
① | アナベル 死霊人形の誕生 | アナベル人形が生まれる過程を描く | 2017年 |
② | アナベル 死霊館の人形 | 冒頭でウォーレン夫妻に相談する事件の全容 | 2014年 |
③ | アナベル 家に帰る | アナベル人形がウォーレン家に持ち込まれた後の話 | 2019年 |
④ | 死霊館のシスター | 悪霊“ヴァラク”のルーツに迫るスピンオフ | 2018年 |
⑤ | ラ・ヨローナ〜泣く女〜 | メキシコの都市伝説“ラ・ヨローナ”を題材に、死霊館とリンクする世界観 | 2019年 |
⑥ | 死霊館 | ペロン家の悪霊事件とウォーレン夫妻の活躍 | 2013年 |
⑦ | 死霊館 エンフィールド事件 | イギリスで起きたポルターガイスト事件を描く | 2016年 |
⑧ | 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 | 殺人犯が“悪魔に憑かれていた”と主張する事件 | 2021年 |
この順番で観ると、「アナベル人形がどう生まれ、ウォーレン夫妻の手に渡り、そして何が起きたか」という全体の流れがつかめますし、キャラや悪霊たちの背景がよりクリアになります。
ちなみに映画は公開順だとちょっとバラバラなので、「時系列で見たい派」の方にはこのリストが特におすすめです!
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『死霊館』は、実在の心霊研究家ウォーレン夫妻の体験を基にしたホラー映画で、緊張感あふれるストーリーが魅す。
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まとめ
映画「死霊館 エンフィールド事件」は、ホラー映画として非常に完成度が高く、視覚的な怖さや心理的な圧迫感が際立っています。
でも本当の怖さって、やっぱり“信じてもらえない孤独”とか“日常が崩れる恐怖”じゃないかと感じました。
そして実話としてのエンフィールド事件を知ることで、映画の描写がどこまでリアルに迫っているのか、その境界線を楽しむことができます。
脚色と真実、そのグレーゾーンがあるからこそ、こういう話って魅力的なんですよね。
ホラー好きならもちろん、ちょっとした都市伝説にワクワクするタイプの人にも刺さる作品だと思います。
映画を観た後で実話を調べると、さらに深く楽しめますよ。
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