『ホーム・アローン』は、1990年に公開されたクリスマス映画の金字塔で、監督はクリス・コロンバス、脚本はジョン・ヒューズが手掛けました。
この作品は、家族向けのコメディでありながら、普遍的なテーマである「家族の大切さ」や「成長」も描かれており、全世代に愛されています。
今回は、この映画のあらすじやキャスト、さらにはネタバレを交えた詳細な紹介をお届けします。
映画「ホーム・アローン」解説
物語は、シカゴの郊外に住むマカリスター一家のクリスマス休暇を迎えるところから始まります。
大きな家に住むこの大家族は、クリスマスをフランス・パリで過ごす予定です。
しかし、出発前日の夜、家族全員が寝静まった後、8歳のケビン(マコーレー・カルキン)は、家族から忘れられてしまいます。
ケビンは家に取り残され、家族は気づかずに飛行機でパリに向かってしまうのです。
ケビンが家の中で一人ぼっちになったことを知った時、最初は驚きと戸惑いの中で過ごしますが、次第に自由を楽しみ、家を守るためにある計画を立て始めます。
一方、家に忍び込もうとする泥棒二人、ハリー(ジョー・ペシ)とマーヴ(ダニエル・スターン)は、家族が外出している隙に強盗をしようと企てます。
ケビンはその計画に気づき、家に仕掛けられた罠を使って、泥棒たちを次々と撃退します。
泥棒たちはケビンの巧妙な罠にかかり、痛い目を見ながらも何とか家に侵入しようとしますが、ケビンの知恵と勇気でついに撃退されるのです。
映画は、ケビンが成長し、家族の大切さに気づく姿を描いています。
最後には、家族が無事に帰宅し、クリスマスの温かなひとときを迎えるシーンで締めくくられます。
キャスト
- マコーレー・カルキン(ケビン・マカリスター役) – 主人公の少年。
- ジョー・ペシ(ハリー・ライム役) – 盗人の一人。
- ダニエル・スターン(マーヴ・マーチンズ役) – ハリーの相棒。
- キャサリン・オハラ(ケイト・マカリスター役) – ケビンの母親。
- ジョン・ハード(ピーター・マカリスター役) – ケビンの父親。
- ロバーツ・ブロッサム(マーレーじいさん役) – ケビンの隣人。
映画「ホーム・アローン」ネタバレ
クリスマスを迎えるため、マカリスター家はフランス旅行に出かける準備で大忙し。
家族が慌てている中、ケビンは兄弟姉妹たちと喧嘩してしまい、冷蔵庫の隣の小さな部屋に閉じ込められてしまいます。
最終的に、みんなが出発してしまい、ケビンは一人だけ家に残されてしまうのです。
ひとりぼっちのケビン
目を覚ましたケビンは家が静かなことに気づきます。
そして、自分が一人ぼっちになったことを理解し、最初は驚きますが、次第に楽しんでしまうのです。
大人たちがいないことをいいことに、家中を好きなように使って大騒ぎします。
家を好きなように過ごすケビンですが、次第に本当に不安になり始めます。
泥棒が家を狙う
ケビンが家を守っている間、近くの泥棒たち、ハリーとマーヴがケビンの家を狙っていることを知ります。
二人は、家に誰もいないと考えていたのですが、ケビンが一人でいることに気づき、家に忍び込もうとします。
ケビンの作戦
ケビンは家を守るために、自分で罠を仕掛けることを決めます。
玄関にバケツをぶら下げ、階段に氷を撒き、さらにドアに釘を打ちつけるなどして、泥棒たちが入れないように準備します。
ケビンは「怖くない」と言って、泥棒たちを撃退するための作戦を実行に移します。
泥棒たちとの戦い
ついに泥棒たちが家に忍び込もうとしますが、ケビンが仕掛けた罠に次々と引っかかります。
氷で滑って転んだり、足を釘で刺されたりして、二人は大混乱になります。
ケビンは家の中から彼らをうまく追い出し続け、泥棒たちはどんどん手も足も出なくなってしまいます。
最後の瞬間
泥棒たちがついにケビンを捕まえようとするところ、家の隣に住む老爺マーリーが助けに来ます。
マーリーは、ケビンが一人で家を守っていることを知り、勇気を出して泥棒たちを追い払います。
マーリーのおかげでケビンは無事に家を守ることができました。
家族の帰宅と再会
ケイトはケビンが家に一人残されていることを知り、すぐに帰国します。
家族全員が無事に帰ってきて、再び一緒に過ごすことができます。
ケビンは家族の大切さを再確認し、以前のように兄弟姉妹との関係を少し改善します。
そして、家族との絆が深まるのでした。
映画「ホーム・アローン」気まずいシーン考察
『ホーム・アローン』には、ちょっと気まずくて笑っちゃうシーンがいくつかありますよね。
例えば、ケビンが家族と大喧嘩して、最後に「みんな消えてしまえ!」と言っちゃうところ。
これがきっかけで、家族全員が彼を置き去りにしちゃうんです。
その後、家が静かすぎてケビンが嬉しそうにするシーンもありますが、ちょっと悲しい気まずさが漂います。
そして、ケビンが隣人のマーリーおじさんに初めて会う場面も、マーリーがちょっと怖い外見だから、ケビンはビビっちゃってます。
でも、物語が進むにつれて、ケビンとマーリーの関係は和解して、ちょっと心温まる感じになるんです。
家族との再会シーンでは、ケビンが無事に家に戻るとみんなが安堵するのですが、最後にはまたケビンとバズがケンカを始めるという、ちょっとした気まずい瞬間もあります。
全体的には、最初の気まずさが後半で解消されて、みんなが笑顔で過ごすハッピーエンドになるんですけど、ケビンの成長を感じる瞬間が多くて、観ているこちらもほっこりしますよ。
映画「ホーム・アローン」感想
映画『ホーム・アローン』は、毎年冬になると見たくなる定番の作品ですよね!
ケビンが家族に置き去りにされてしまうシーンから始まって、もう本当にハラハラドキドキしっぱなしです。
でも、彼が一人で家を守るために考え出すアイデアが次々と面白くて、何度見ても笑っちゃいます。
特に、泥棒のマーヴとハリーがケビンの仕掛けた罠にかかっていくシーンは、もう爆笑もの!彼らがあまりにも間抜けで、まるでコントのようなんだけど、同時にケビンの頭の良さに感心させられます。
ケビン、子供にしてはすごく賢いし、行動力もあるなぁって思っちゃう。
ただ、映画の中で少し切なくなるのは、ケビンが最初は家族を恨んでいるけど、最終的にはやっぱり家族の大切さを感じるところですね。
最後に家族が帰ってきて、みんなで迎え入れるシーンは、温かい気持ちになれます。
個人的には、ケビンが一人で過ごす時間の中でどんどん成長していくのも感動的。
あの子供がこんなにすごいことができるなんて!って、ちょっと誇らしく思っちゃいます。
寒い季節にぴったりな、心温まる作品ですね。
まとめ
映画『ホーム・アローン』のあらすじは、家族旅行の準備で大混乱が起き、8歳のケビンが家族に置き去りにされてしまうというものです。
最初は嬉しさを感じるケビンですが、すぐに家に侵入しようとする泥棒のマーヴとハリーと対峙することになります。
ケビンは一人で家を守るため、独自の方法で二人を撃退していきます。
ネタバレ部分では、ケビンが家族との絆を再認識し、最終的に家族と再会するシーンが感動的です。
ケビンが最初は家族に恨みを持ちながらも、結局は彼らを大切に思っていることに気づく点が、物語を温かいものにしています。
気まずいシーンに関しては、ケビンが一人で過ごす寂しさや、家族が帰ってきたときのハプニングなど、観ていて少し照れくさい気持ちにもなる部分がありますが、それもまた映画を魅力的にしている要素です。
感想としては、何度観ても笑えて、心温まる作品。
ケビンの知恵と勇気、家族との絆の大切さを感じさせてくれる映画で、冬の定番映画として何度でも観たくなりますね。
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