2007年10月14日、TBS系列で放送された「アッコにおまかせ」の特集が波紋を呼んでいます。この特集は、音声合成ソフト「初音ミク」を紹介したものでしたが、その内容に対して批判が相次いでいます。以下では、問題となった特集の内容と、それに対する反応について詳しく解説します。
見せてもらおうか。
忘れてねぇぞクソTBS。お前らが17年前にDTMを特集したことをな。
このあとクリプトン社が謝罪したことも。
TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に対して開発元が公式にコメントhttps://t.co/4GTccG3xly
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— のっきい (@nokky246) July 30, 2024
特集の内容と問題点
「アッコにおまかせ」では、約2分半の時間をかけて「初音ミク」を紹介しました。特集では、東京・秋葉原の通行人に「初音ミク」について尋ね、その知名度の高さを示すとともに、実際にソフトを使っているユーザーのもとを訪問。ユーザーが「初音ミク」を使って音楽を制作している様子が紹介されました。
しかし、その後の展開で問題が発生しました。ナレーションが「萌え萌えアイドルがまるでレコーディングをしたかのように歌ってくれる」といった表現を使用したことが、ソフトの本質を伝えるものではなく、表面的な紹介に終始したことが批判されました。また、特集の後半ではユーザーの発言や部屋のポスター、コスプレなどが取り上げられ、視聴者に対して「オタク」を面白おかしく描く流れになったことも問題視されました。
批判の声
特集放送後、ネット上では批判の声が相次ぎました。多くの視聴者は、特集が「初音ミク」を「単なるオタクのおもちゃ」として扱い、ソフト自体の価値を低く見せる意図があったと指摘しました。さらに、特集の中でユーザーが「3次元には興味がない」といった発言をしたり、コスプレやギャルゲーキャラのポスターが取り上げられたことで、視聴者は「オタク」を軽蔑するような印象を受けたとしています。
公式ブログやネット掲示板には「ひどい」「オタクを叩いて視聴率稼ぎをしている」などの批判が集まりました。特に、特集の最後にナレーションが「ふーん、ご立派ですねえ」とコメントした部分については、「口調が見下している」との指摘が多く寄せられました。
初音ミクの意義と反響
「初音ミク」は、ヤマハの音声合成技術と声優の声を組み合わせたPCソフトで、メロディーと歌詞を入力することでアニメ風の声で歌を作成することができます。発売から短期間で1万5000本以上が販売され、音楽ソフトとして異例のヒットを記録しました。多くのユーザーがこのソフトを使って楽曲を制作し、ネット上で公開する動きが広がっています。
今回の特集によって、多くのファンやユーザーが創作意欲を削がれたと感じています。批判の中には「物事に全力で取り組む人達をおとしめることができるのか」という声もあり、メディアの取り上げ方に対する不満が強く表れています。
まとめ
TBSの「アッコにおまかせ」の「初音ミク」特集は、その取り上げ方に対する批判が殺到しました。特集が「オタク」や「初音ミク」を軽視した形で報じられたことが、多くの視聴者やファンの反感を買う結果となりました。メディアがどのように新しい文化や技術を取り上げるべきか、今後の報道姿勢に注目が集まっています。
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