戦争映画が好きなら、一度は見ておきたいのが『アメリカン・スナイパー』。
クリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演というだけで期待値が上がるけれど、それ以上に胸に刺さるものがありました。
映画「アメリカン・スナイパー」解説
この映画は、実在した伝説の狙撃手クリス・カイルの人生を描いた伝記ドラマです。
元ネイビー・シールズのクリスが体験した壮絶な戦場の日々と、その後に待っていた心の闘いを描いています。
アメリカでは戦争映画として記録的な大ヒットとなり、『プライベート・ライアン』を超える興行収入を叩き出しました。
わたしも初めて観たとき、ただのアクション映画だと思っていたので、いい意味で裏切られた記憶があります。
銃撃戦の派手さよりも、人間ドラマがものすごく深かったです。
クリント・イーストウッドらしい静かで力強い演出と、ブラッドリー・クーパーの鬼気迫る演技がもう圧巻。
特に家族とのやり取りや、PTSDに苦しむシーンは、胸が痛くなりながらも目が離せませんでした。
キャスト紹介
この映画の空気感を支えていたのは、間違いなくキャストたちのリアルな演技です。
個人的には、それぞれの役者がキャラクターに溶け込んでいて、演技だと感じさせないところがすごかった。
・ブラッドリー・クーパー(クリス・カイル役)
・シエナ・ミラー(タヤ・カイル役)
・マックス・チャールズ(コルトン・カイル役)
・ルーク・グライムス(マーク・リー役)
・カイル・ガルナー(ゴート=ウィンストン役)
・ジェイク・マクドーマン(ライアン・“ビグルス”・ジョブ役)
・キーア・オドネル(ジェフ・カイル役)
・ミド・ハマダ(ザルカーウィー役)
・サミー・シーク(ムスタファ役)
ブラッドリー・クーパーの、静かに狂気を孕んでいく演技は本当に圧巻でした。
あと、シエナ・ミラーが演じたタヤの存在が、物語に温かみと切なさを与えていたと感じます。
映画「アメリカン・スナイパー」あらすじ・ネタバレ
一言で言えば、クリス・カイルの生き様を、泥臭く、リアルに、突きつける物語です。
ここからは、ネタバレを含むあらすじを紹介していきますので、まだ観てない方は注意してくださいね。
テキサスで育った一人の少年
テキサスの田舎町で育ったクリス・カイル。
父から狩猟を教わりながら、”狼にはなるな、牧羊犬になれ”と教え込まれてきました。
この「牧羊犬になれ」という言葉が、彼の人生を大きく動かしていきます。
若いころはカウボーイに憧れていたけれど、テレビで起きたアメリカ大使館爆破事件をきっかけに、クリスの中の愛国心が燃え上がりました。
30歳という遅い年齢で、海軍の精鋭部隊ネイビー・シールズに志願。
普通だったら諦める年齢です。
でもクリスは違ったんです。どれだけ苦しくても、前に進み続けた。
初めての戦地で引き金を引く
結婚式を挙げたばかりでイラクに派兵されたクリス。
最初の任務で、爆弾を抱えた子供と女性を目の前にして、引き金を引く決断を迫られます。
ここ、何度観ても息が詰まります。
クリスの目が、「これで本当にいいのか?」って叫んでるんですよね。
1回目の派兵で8名を仕留め、”レジェンド”と呼ばれるようになったクリス。
その後、因縁のライバル、シリア出身のスナイパー・ムスタファとの戦いが始まります。
変わっていく心と身体
一時帰国して、長男コルトンが誕生。
だけど、クリスの心はすでに戦地に置き去りにされたままでした。
2度目の派兵では、懸賞金18万ドルの賞金首になり、ますます神経をすり減らしていきます。
映画では派手な戦闘シーンよりも、じわじわと心をむしばむ描写が印象的でした。
見ているこちらも、だんだん無表情になっていくクリスに胸が痛くなります。
失われる仲間たち
3度目の派兵では、仲間だったビグルスがムスタファに撃たれて重傷を負い、視力を失います。
さらに、戦争に疑問を持ち始めたマークが戦死してしまう。
戦場は敵だけでなく、仲間さえも奪っていくんだと痛感させられる場面でした。
帰国したクリスに、タヤは「人間らしさを取り戻して」と涙ながらに訴えます。
このシーン、個人的に一番グッときました。自分だったら、どう支えたらいいか分からなくなってしまうと思う。
ムスタファとの決着、そして……
最後の派兵で、1,920m先に潜むムスタファをクリスが狙撃。
信じられないような距離ですが、クリスの銃弾はムスタファを撃ち抜きます。
でも、これで全てが終わったわけじゃなかった。
帰国後、PTSDに苦しむ日々が始まります。
家族がそばにいるのに、心だけが孤独で彷徨っている。
それでも、同じように心を病んだ帰還兵たちと向き合いながら、少しずつクリスは再生していきました。
ところが運命は無情でした。
そして2013年2月2日、クリスは退役軍人の若者に射撃場で銃撃され、帰らぬ人となってしまいます。
わずか38歳という若さでした。
ラストの葬儀シーン、あれは涙なしでは見られません。
国中から集まった人々が、クリスを「英雄」として見送る姿に、胸がぎゅっと締め付けられました。
あまりにもあっけない幕切れ。
でも、それが戦争の”後”に起きる現実なのだと突きつけられました。
映画「アメリカン・スナイパー」感想
『アメリカン・スナイパー』を初めて観たとき、正直、ものすごく胸がギュッとなりました。
「戦争映画」って聞くと、バンバン撃ち合う派手なシーンばかり想像してたけど、全然違ってた。
この映画は、”人間”の物語だったんですよね。
クリス・カイルはただ強いだけのヒーローじゃなくて、めちゃくちゃ葛藤して、苦しんで、それでも誰かを守りたくて戦ってた。
一番印象に残ってるのは、戦場から帰ってきたクリスが、家族と一緒にいるのにどこか孤独そうだったシーン。
あのときのブラッドリー・クーパーの無言の演技、言葉はないけど、心がズタボロなのが伝わってきて、もう涙止まらなかったです。
戦場だけじゃないんですよね、戦いは。
帰ってきてからも、自分自身との戦いが続くんだなって、すごくリアルに突き刺さった。
あと、最後のラストシーン。
「え?うそでしょ…」って言葉が出なかった。
あんなに頑張って、あんなに苦しんで、それでも前を向こうとしてた人が、こんな最後って…。
エンドロールに映った実際のクリス・カイルの映像、涙腺完全崩壊でした。
観終わったあと、しばらく言葉が出なくて。
なんか、普段何気なく過ごしてる日常が、すごくありがたいものに思えたんですよね。
もしまだ観たことない人がいたら、心のどこかに残る作品になると思うから、ぜひ観てほしいなって思います。
ちょっと重いけど、観た後に絶対何かが変わる、そんな映画でした。
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まとめ
映画『アメリカン・スナイパー』は、クリス・カイルという一人の兵士の壮絶な生き様を描いた感動作でした。
戦場での極限状態だけでなく、帰還後の心の葛藤までリアルに伝わってきます。
ブラッドリー・クーパーの熱演も素晴らしく、クリント・イーストウッド監督ならではの重厚な演出が胸に迫りました。
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