ホラー映画ファンなら一度は耳にしたことがあるであろう名作――『死霊館(The Conjuring)』。
2013年に公開された本作は、あの「ソウ」や「インシディアス」で知られるジェームズ・ワン監督による傑作で、実在する心霊研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻の体験談を元にした、リアル志向の超常現象ホラーです。
今回はそんな映画「死霊館」のあらすじを、ネタバレ込みでじっくり紹介していきます。
怖いけど先が気になる…そんな人にぴったりの内容です。
※この記事には物語の結末まで含まれるネタバレがありますので、未視聴の方はご注意ください。
映画「死霊館」あらすじ・ネタバレ!
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物語は1968年、若い看護師のデビーさんがウォーレン夫妻の元を訪れる場面からスタート。
彼女が母親からもらったアンティークの人形“アナベル”が、突如として自発的に動き出し、不気味な現象が起こり始めたのです。
霊媒師に相談したところ、人形には少女の霊が宿っているとされましたが、ウォーレン夫妻は即座に「これは悪魔が偽って取り憑いている」と見抜き、神父による除霊を行います。
このアナベル人形は、のちにスピンオフ映画『アナベル』シリーズにもつながる重要な存在。
ウォーレン夫妻は除霊の後、人形を“封印”し、自宅の心霊アイテム保管室へ持ち帰りました。
引っ越してきたペロン一家
時は1971年。
舞台はアメリカ・ロードアイランド州ハリスヴィル。
配送業を営むロジャーと妻のキャロリン、そして5人の娘たちからなるペロン一家が、田舎の古びた屋敷へと引っ越してきます。
しかし、引っ越し初日から奇妙な現象が多発。
・家中の時計がなぜか毎晩3時7分で止まる
・母キャロリンさんの体に突然あざが現れる
・娘エイプリルが“見えない友達”ローリーと遊び始める
・そして、愛犬セイディーが突然死する――
これはもうただ事ではないと感じた一家は、心霊研究家であるウォーレン夫妻に助けを求めることになります。
“魔女”バスシーバ
調査を進めるウォーレン夫妻は、この家の恐るべき過去にたどり着きます。
実はこの土地、かつてバスシーバ・シャーマンという魔女が住んでおり、彼女は我が子を悪魔の生け贄に捧げようとした末に自殺。
死ぬ間際、「この土地を奪う者には呪いをかける」と言い残したのです。
それが今もなお土地に残り、後の住人たちを呪い続けている――つまり、ペロン一家もその“標的”にされてしまったのです。
地下室に隠された秘密
ウォーレン夫妻は証拠集めのため、屋敷にセンサーやレコーダーを設置します。
そんなある晩、テープに「唸り声」や「苦しむ女性の声」が録音され、霊現象が確実に存在していると確信。しかも、時刻は例の“午前3時7分”。
その後、娘シンディが謎の力に導かれ、壁の隠し空間へ入り込んでしまいます。
そこには、首を吊った跡のロープがあり、ロレインが助けようとするも床が崩れて地下室へ落下。
ここで、魔女バスシーバの魂がキャロリンさんに憑依し、最終的には娘たちを生け贄にしようとしていることが明らかになります。
悪魔祓いと家族の絆
信仰心が薄いペロン家には、正式な悪魔祓いの許可が下りるまでに時間がかかります。
しかし、ウォーレン夫妻は待つことなく、命懸けで独自のエクソシズム(悪魔祓い)を決行します。
キャロリンさんは完全に憑依され、エイプリルを殺そうとしますが、ウォーレン夫妻と夫ロジャーさんの呼びかけによって、彼女は奇跡的に正気を取り戻します。
そして、魔女バスシーバの魂は地獄へと送り返され、一家は無事に解放されます。
事件が収束した後、ロレインは「神のお導きに感謝を」と記録をつけ、夫妻はオルゴールを心霊コレクションに追加して物語は幕を閉じます。
映画「死霊館」考察や感想
ホラー映画って、ただ「驚かせて終わり」みたいな作品もある中で、『死霊館』はちゃんと“物語”があるから好き。
怖いのに、ちゃんと引き込まれて、なんだか感情移入までしちゃうんですよね。
最初に観た時の正直な感想は、「あ、これホントに怖いやつだ…」でした(笑)。
ビックリさせてくる系の演出ももちろんあるけど、それよりもじわじわ迫ってくる不気味さとか、映像の空気感がとにかく不安を煽ってくる。
音の使い方もズルいくらい上手くて、ちょっとした沈黙とか物音にドキッとしちゃう。
でも個人的に一番惹かれたのは、ウォーレン夫妻の存在感。
霊能力がある奥さん(ロレインさん)と、その力を信じて支える旦那さん(エドさん)のコンビがすごくいいんですよ。
ホラーの中にある、家族愛とか夫婦の絆とか、そういう温かい部分がちらっと見えるからこそ、余計に“守りたいもの”がある怖さが際立ってくるというか。
あと、ペロン家のママがどんどんおかしくなっていくシーンはもう…こっちまで息が詰まりそうだった…。
母親として家族を守りたいはずなのに、自分が家族を壊す側に回ってしまうっていう恐怖がリアルに描かれてて、ホラーだけど「心にくる」ものがありました。
それと、ラストの悪魔祓いのシーン。
なんだかんだで希望が見えるエンディングだったから、終わった後に変な後味の悪さが残らないのもよかった。
怖いけど「観てよかったな」って思える映画、実はあんまり多くないんですけど、『死霊館』はその中のひとつ。
考察:なぜここまで怖いのに人を惹きつけるのか?
思うに、『死霊館』って“実話ベース”という点も大きいけど、それ以上に「登場人物の心情」が丁寧に描かれてるから、ただのホラーで終わらないんですよね。
特にウォーレン夫妻は、この後のシリーズ全部の“軸”になる存在だから、彼らの人間らしさがすでにこの1作目でしっかり描かれてるのがすごい。
観てるうちに「あ、この人たちにまた会いたい」って思わせる魅力があるんです。
映画「死霊館」スピンオフ作品とのつながり
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『死霊館』シリーズの魅力は、本作単体の怖さだけじゃなくて、スピンオフとの世界観のつながりにもあります。
実は、この映画の冒頭に登場した“あの人形”――そう、アナベル人形こそが、後のスピンオフ作品『アナベル 死霊館の人形』につながる超重要キャラなんです。
映画の最初で、看護師のデビーが「人形が勝手に動くんです…」と相談しにくるシーンがありましたよね?
あれこそがアナベル事件のはじまり。この出来事は実際にウォーレン夫妻が体験した事件で、のちに人形が“いかにして邪悪な存在になったのか”を描いたのがスピンオフの『アナベル』シリーズになります。
また、『アナベル』シリーズのほかにも、『死霊館のシスター』では、ウォーレン夫妻が後に対峙する“ヴァラク”という悪霊シスターのルーツを描いています。
見た目もインパクト大なヴァラクですが、彼女がどうしてあんなに強大な存在になったのか…という背景が掘り下げられているので、そちらも観ておくと『死霊館』シリーズ全体がより深く楽しめます。
このように、スピンオフ作品たちは“直接の続編”というよりも、同じ「死霊館ユニバース」の別視点。
あの事件の裏ではこんなことが起きてたんだ!と気づかされる作りになっていて、ホラー好きにはたまらない世界観のつながりになってます。
死霊館ユニバース|時系列順まとめ表
時系列順 | タイトル | 主な登場キャラ・出来事 | 公開年 |
---|---|---|---|
① | アナベル 死霊人形の誕生 | アナベル人形が生まれる過程を描く | 2017年 |
② | アナベル 死霊館の人形 | 冒頭でウォーレン夫妻に相談する事件の全容 | 2014年 |
③ | アナベル 家に帰る | アナベル人形がウォーレン家に持ち込まれた後の話 | 2019年 |
④ | 死霊館のシスター | 悪霊“ヴァラク”のルーツに迫るスピンオフ | 2018年 |
⑤ | ラ・ヨローナ〜泣く女〜 | メキシコの都市伝説“ラ・ヨローナ”を題材に、死霊館とリンクする世界観 | 2019年 |
⑥ | 死霊館 | ペロン家の悪霊事件とウォーレン夫妻の活躍 | 2013年 |
⑦ | 死霊館 エンフィールド事件 | イギリスで起きたポルターガイスト事件を描く | 2016年 |
⑧ | 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 | 殺人犯が“悪魔に憑かれていた”と主張する事件 | 2021年 |
この順番で観ると、「アナベル人形がどう生まれ、ウォーレン夫妻の手に渡り、そして何が起きたか」という全体の流れがつかめますし、キャラや悪霊たちの背景がよりクリアになります。
ちなみに映画は公開順だとちょっとバラバラなので、「時系列で見たい派」の方にはこのリストが特におすすめです!
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『死霊館』は、実在の心霊研究家ウォーレン夫妻の体験を基にしたホラー映画で、緊張感あふれるストーリーが魅す。
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まとめ
『死霊館』は、ただ怖いだけじゃない。
「家族愛」や「信じる心の強さ」が、ホラーという枠を超えて心に残る作品でもあります。
そしてこの作品は、後の『アナベル』や『ラ・ヨローナ』など、“死霊館ユニバース”として数々のスピンオフや続編へとつながっていきます。
まだ観ていない方は、心の準備をしっかりしてから、ぜひ挑戦してみてください。
観た後は電気を消して眠れないかも…?
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